非淋菌性非クラミジア性尿道炎
目次
前立腺炎
性感染性の前立腺炎では、微生物が尿道から精路を経て侵入し発症すると考えられています。現在ではクラミジアによるクラミジア性前立腺炎が問題になっています。またその他の微生物による前立腺炎の可能性も考えられますが、現在にところ非淋菌・非クラミジア性前立腺炎で把握できるものはありません。
治療
クラミジアを想定した非淋菌性感染症に対する一般的治療、すなわちクラミジアに感受性をもつマクロライド系、ニューキノロン系、テトラサイクリン系抗菌薬による治療が多くの症例に対して有効です。
症状
非淋菌・非クラミジア性尿道炎の症状は、クラミジア性尿道炎の症状と類似しています。
尿道分泌物は、漿液性あるいは軽度粘液性で透明か白色です。自覚症状は、尿道の痒み、不快感程度の軽度なものにとどまるのが一般的です。
男性性感染性尿道炎中の非淋菌性非クラミジア性尿道炎の割合
クラミジア性尿道炎は男性尿道炎の30-40%、淋菌性尿道炎は20%程度を占めています。淋菌性尿道炎のうち20-30%はクラミジアとの混合感染です。
性感染性尿道炎の約40%が、非淋菌・非クラミジア性尿道炎です。原因としてはウレアプラズマ、マイコプラズマなどの可能性が考えられていますが、未だ議論もあります。
非淋菌性非クラミジア性尿道炎
男性の尿道炎は、男性の性感染症の中で最も多い疾患です。性感染症性男性尿道炎の原因菌として認められているのは、淋菌、クラミジアです。淋菌もクラミジアも検出されない他の原因による尿道炎が、非淋菌・非クラミジア性尿道炎と呼ばれます。
非淋菌・非クラミジア性尿道炎は、ウレアプラズマ、マイコプラズマなども原因の一つと考えられますが、これらも抗クラミジア薬が有効であるため、臨床的には淋菌性尿道炎、非淋菌性尿道炎に大別し治療が行われます。