マイコプラズマ
目次
治療
非淋菌性感染症に対する治療、すなわちクラミジアに感受性をもつマクロライド系、ニューキノロン系、テトラサイクリン系抗菌薬による治療の有効性が、非クラミジア性尿道炎の場合にも臨床的に認められています。これらの薬剤はMycoplasma genitaliumに対しても抗菌活性を示し、Mycoplasma genitaliumによる感染症にも有効であると考えられます。
女性子宮頸管炎
女性の子宮頸管炎症例についてもMycoplasma genitalium検出率の検討が行われています。それらの結果から、女性の非クラミジア性性器感染症においてもMycoplasma genitaliumがその起炎菌になりうることが示唆されています。
男性尿道炎
男性尿道炎患者からのMycoplasma genitalium検出率の検討から、Mycoplasma genitaliumによる非淋菌性尿道炎(NGU)は、NGUの15-30%、非クラミジア性NGUの20-35%を占めると考えられます。
NGUの症状は、GU(淋菌性尿道炎)に比較して軽度の場合が多く認められますが、クラミジア性NGUと非クラミジア性NGUとの間、またMycoplasma genitaliumによるNGUとの間には症状の差異は認められず、症状からの鑑別は困難です。
またMycoplasma genitaliumの検出は、一部の研究施設以外では困難なため、Mycoplasma genitaliumによる尿道炎も含め、淋菌性尿道炎(GU)以外の尿道炎は非淋菌性尿道炎(NGU)と診断し、治療が行われます。
マイコプラズマ
性感染症の一つである男性尿道炎は、淋菌性尿道炎(GU)と非淋菌性尿道炎(NGU)に分けられます。NGUは男性尿道炎の約70%を占めていますが、そのうち30-40%を占めるクラミジア以外の原因は明確にはなっていません。
非クラミジア性非淋菌性尿道炎の原因としては、マイコプラズマ属、ウレアプラズマ属の細菌の可能性が検討されてきましたが、近年Mycoplasma genitaliumが起炎菌として注目されています。